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厨子とは

【厨子とは】

厨子とは、大切なもの・ことを納める箱であり、魂を委ねられるほどの霊性ある格別な箱のことです。
使用方法はさまざまで、先祖供養の場として、日々のお祈りの場として、心の拠り所として、インテリアとして、などご自由にお使いいただけます。

厨子の中には、
・仏壇のように本尊や位牌、仏具
・故人様の大切にしていたもの
・オブジェなどの美術作品
・婚約指輪などのアクセサリー
・トロフィーなどの記念品
・フィギュアや推しグッズ
など、大切なものを納めることができます。

中に納めたいものや使用用途に合わせて、小型の仏壇程の大きさの厨子から、持ち運べる程小さい厨子まで、幅広いサイズから選ぶことができます。



【厨子の成り立ち】

厨子は「ずし」と読みます。
厨房(調理場)や厨人(料理人)、行厨(弁当)と同じ、「厨」という字が使われています。
起源は中国で、命を紡ぐための食物や食器を、大切なものとして納めていた箱や棚が始まりと言われています。
厨子という名前も、貴人の家の台所を「御厨子所」と呼び、そこで使われていた棚を「厨子棚」と呼んでいたことに由来します。

日本では、飛鳥時代に仏教の伝来とともに、仏像・仏舎利・経典・位牌など大切なものを納める箱として厨子が広がったとされています。
この時代につくられた法隆寺所蔵の「玉虫厨子」は現存する最古の厨子で、国宝に指定されています。



【仏壇との違い】

・仏壇とは
先祖供養のために、本尊や位牌などをお祀りする場所です。
宗派ごとに本尊や脇侍、仏具の様式などが異なります。

・仏壇の成り立ち
現在見るような仏壇は江戸時代の頃に登場し、家々に広がりました。
貴族や武家が、一族の仏教信仰の場として作った「持仏堂」が源流と言われています。
その後、江戸幕府の宗教統制政策から生まれた、全ての人がどこかの寺院の檀家となるという「檀家制度」によって普及しました。
江戸時代以降には子孫が先祖をお祀りすることが家族生活の基本のひとつになり、現代の仏壇に繋がります。

・厨子と仏壇の違い
先祖供養の場として使用する場合、仏壇は宗派により様式が異なりますが、厨子は宗派を問わずお使いいただけます。
ご自身の宗派の本尊と仏具を揃えて小さな仏壇として厨子を使うこともできますし、特に宗派にこだわりのない方はモダンな位牌だけ、仏像だけを納めて使うこともできます。
故人様の大切にしていたもの、形見を納める箱としても使用できます。
供養だけでなく、日常の祈りの場として、心の拠り所になる「大切なものを入れる箱」が厨子です。
また、仏壇は1家に1基、家族単位での祈りの場ですが、厨子はひとりひとりに合わせたパーソナルな祈りのかたちと言えます。